日焼け止めを選ぶときは、SPFやPAの大きな表示だけで決めず、どのような場面で使うかを考えましょう。SPFは主に紫外線B波による日焼けを防ぐ効果の指標で、PAは主に紫外線A波に対する防御の程度を表すものです。いずれも決められた条件で測定された指標であり、数値をそのまま安全に過ごせる時間へ換算することはできません。実際の使用量、汗、摩擦、屋外にいる時間などによって、使う際の条件は変わります。
通勤や買い物、長時間の屋外活動、水辺での使用では、必要な使い方が異なります。汗や水への対応をうたう製品を選んでも、タオルで拭いたり、衣服やマスクでこすれたりすれば落ちることがあります。耐水性の表示がある場合はその意味と使用上の注意を確認してください。顔と体、子ども向けなどの区分も、対象や使用方法を読んで判断します。肌が刺激を感じやすい場合や、皮膚の治療を受けている場合は、医師や薬剤師に相談しながら選ぶことも一つの方法です。
表示された防御性能を生かすには、製品の説明に沿った量をむらなく塗ることが大切です。耳、首、手の甲など塗り忘れやすい部分にも気を配り、塗り直しは製品の案内や活動状況に合わせて行います。少量を薄く伸ばすだけでは、表示と同じ条件にならないことがあります。化粧の上から使う場合は、使用できる部位と方法を確認しましょう。スプレータイプは吸い込みや周囲への飛散にも注意し、使い方を守ります。目や傷のある部分への使用など、避けるべき条件も説明書で確認してください。
使い心地と落とし方は、続けやすさに関わる比較項目です。べたつきや白浮き、香り、衣服への付着、普段の洗浄料で落とせるかを見ます。耐水性が高い製品でも、無理にこすって落とすのではなく、指定された方法に従ってください。使用中に赤みやかゆみなどが出た場合は使用を中止し、必要に応じて相談します。日焼け止めだけですべての紫外線を避けられるわけではないため、日陰、衣服、帽子、日傘も組み合わせましょう。価格は容量だけでなく必要な使用量と頻度で考えると比較しやすくなります。この記事は一般的な製品選びの情報です。